光のふるまい記事一覧
1.面屈折力と曲率半径
1.面屈折力と曲率半径ここでは基本的な球面レンズの話として、面屈折力と曲率半径の話をします。「加工の落とし穴」で書いたレンズカーブの解説になっています。このレンズのカーブはXカーブとかよく使われますが、レンズカーブとは面屈折力の事です。この記事は以下の【note】に順次転載中です。「ひ録:わらの手」
2.球面レンズって何?
2.球面レンズって何?もう少し球面レンズの解説を詳しくします。プラスの球面レンズは、二つの曲率半径で成り立っているレンズです。プラスレンズの場合は曲率の大きい裏(第2面)がベースカーブとなります。マイナスの球面レンズも、二つの曲率半径で成り立っているレンズです。マイナスレンズの場合は曲率の大きい表(...
3.非球面レンズの原理
3.非球面レンズの原理非球面レンズとは、その名の通り「非」球面なレンズの事です。複数の曲率半径の集合体です。3-1.プラス非球面レンズの原理プラスの非球面レンズは表面のカーブを複数の曲率で浅くします。任意の中心厚でカットすればレンズが薄くなるのが分かります。またプラス非球面レンズの外径が大きくなる原...
4.球面・非球面レンズのパワーエラー
4.球面・非球面レンズのパワーエラー子供の頃、眼鏡の度数が弱くなってもなかなか買い替えを親に言い出せなくて、偶然上目使いをするとよく見えることに気が付きました。それでも見えづらくなると眼鏡を傾けると見えたという経験があります。今思えばレンズのパワーエラー(度数誤差)に気が付いていたことになります。球...
5.プラスレンズの光のふるまい
5.プラスレンズの光のふるまいプラスレンズを通過する光のふるまい(法則)は三つです。以下の内容は中学の理科程度です。しかし、管理人は教室にはいても授業にはいなかったし、文系なので眼鏡屋になった時は光学を理解するのに苦労しました。まあ備忘録と思って下さい。①光軸に平行な光はレンズで屈折後焦点F’を通過...
6.度なしなのに度あり!?
6.度なしなのに度あり!?度なしのサングラスや、わざわざ素通しのレンズを入れて購入したお客様が、掛けた瞬間、度が入っているみたい!?、そう言われる場合がたまにあります。中には、展示してあるフレームを掛けて、デモレンズなのに違和感を訴える方もいます。非常に敏感な方だなあ、と驚きます。実は素通し、いわゆ...
7.レンズの度数(D)と焦点距離(f)
7.レンズの度数と焦点距離いろいろなカテゴリーを設けて説明してきたが、どうも説明不足があるような気がしていた。ハタと気が付いたら、薄レンズの公式の説明をしていない。D = 1 / f 、 f = / D簡単に書くと、レンズは厚みがあるから、実際には光のふるまいを計算するのはとても面倒なのだ。この記事...
8.屈折異常度(D)と遠点距離(f)
8.屈折異常度と遠点距離D = 1 / f , f =1 / D薄レンズの公式のDを屈折異常度、fを遠点距離にすると、ある度数のお客様の遠点距離が分かるというものです。遠点と言うのは、視標を眼から遠ざけていき、ぼやけ始める位置の事です。眼からその位置までの距離が遠点距離です。この記事は以下の【no...
9.調節力(D)と近点距離(f)
9.調節力(D)と近点距離(f)D = 1 / f , f =1 / D薄レンズの公式のDを調節力、fを近点距離にします。お客様の調節力が分かれば近点距離が分かり、近点距離が分かれば調節力が分かります。近点と言うのは、視標を眼に近づけていき、ぼやけ始める位置の事です。この記事は以下の【note】に順...
10.明視域(正視の場合)
10.明視域(正視の場合)遠点から近点までの間を明視域と言います。調節域と書いてある資料もあります。調節0の遠点から、最大調節が働く近点までの範囲だからです。調節域の方が正解なのだと思います。(眼鏡用語集には、調節域はあっても明視域と言う言葉はないようです)この記事は以下の【note】に順次転載中で...
11.明視域(近視の場合)
11.明視域(近視の場合)近視に限らず、屈折異常(近視・遠視・乱視)が完全矯正されていれば、明視域計算は正視同様にする事ができます。計算上、屈折異常は完全矯正されているとします。あくまでも理論値です。近視-2.00Dの眼鏡を掛けているという事は、眼の中が+2.00Dの状態と言う事です。調節力は+5....
12.明視域(遠視の場合)
12.明視域(遠視の場合)「まずは眼を知ろう」の4.遠視の定義で解説したように、遠視のレンズはプラスレンズですが、遠視の眼の中はマイナスの状態です。調節力 > 遠視の場合、遠点は無限遠方になります。仮に調節力が5Dで遠視度が2Dならこの記事は以下の【note】に順次転載中です。「ひ録:わらの手」
13.光のふるまいアニメ
「異なる媒質中を通る時、光速は遅くなる」資料には、そういう風に書いてあるのだけれど、実感としてはよく分からなかった、と言うのが、正直な気持ちです。ある日、ある時、閃きました。これを二人三脚ならぬ、十人十一脚で表してみたら、分かりやすくなるのではないか!?今回、作り直すに当たっては、八人九脚にしてみま...