2.PROFILE(横顔)
リチャード・スターク
クロムハーツのオーナー兼デザイナー、リチャード・スターク。
彼は1960年5月19日、ニューヨーク州ユーティカで生まれた。
…牡牛座だ。血液型はまだ分からない。
ユーティカはニューヨーク州の中央に位置している。
19世紀はじめ、ある旅行者がこう語っている。
とても美しい場所…
(そしてユーティカのステート通りは)いかなる点においてもニューヨーク
(のブロードウェイ)に劣らない。
最近のある日本人旅行者のブログによると、ユーティカの美しさは今も変わらなようだ。
リチャード・スタークが生まれた頃も同じように美しかったと思える。
しかし、経済・産業においては相当な紆余曲折があったと言う記録が残っている。
罪の街ユーティカ
20世紀初頭、ユーティカは織物産業の街として隆盛を極めた。
しかし、市場の変化から織物産業は衰退期を迎え、工場は次々と閉鎖に追い込まれた。
追い打ちをかけるように市政も腐敗し、ユーティカは“罪の街”とまで呼ばれた。
リチャード・スタークは“罪の街”と呼ばれた場所で生まれた。
神に忘れられた街ユーティカ
1950年代に入り、GE(ゼネラル・エレクトリック)がラジオの生産拠点を置くと、
ユーティカは「世界のラジオの首都」とまで言われるまでに復興した。
しかし、1960年代中盤、GEはラジオの生産拠点を中東に移した。
結果、市経済の逼迫と腐敗が再び始まった。
産業は衰退する。
人々は仕事のある郊外に逃げ出す。
財政は悪化する。
公共サービスも低下する。
ユーティカは“神に忘れられた街”とまで呼ばれた。
リチャード・スタークは“神に忘れられた街”と呼ばれた街に生きたのだ。
2.PROFILE(横顔)関連ページ
- 1.CONCEPT(基調)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。帝国完成までの軌跡。そのコンセプトとは?
- 3.ADOLESCENCE(思春期)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。その思春期。
- 4.CHANCE MEETING(邂逅)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。皮革との出会い。
- 5.HISTORY(沿革)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。帝国完成までの沿革。
- 6.CHROMEHEARTS RISING(創業)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。創業。
- 7.TURNING POINT(転機)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。転機。
- 8.EYEWEAR(眼鏡)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。眼鏡業界への進出。
- 9.PROCESS(工程)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。眼鏡の製造工程。
- 10.LOVERS(信者)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。クロムハーツ眼鏡の信者。
- 11.MOTIF(主題)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。クロムハーツには様々なモチーフがあります。
- 12.EMPIRE(帝国)
- シルバーアクセサリーにとどまらず、今や多種多様なアイテムを築き上げたリチャード・スターク。帝国完成。