まずは眼を知ろう記事一覧
1.眼の大きさと構造
1.眼の大きさと構造昔から眼の大きさはピンポン玉大と信じていたので、改めて調べなおしたらビックリしました。下のイラストを見れば一目瞭然(;´∀`)。こんなにも違うのです。(眼球は240ピクセル。ピンポン玉は400ピクセルで作成しました)眼球の大きさは個人差はあるものの、大体直径24mm前後です。五百...
2.正視の定義
2.正視の定義正視は以下のように定義付けられています。「無限遠方からの平行光線が無調節の状態で網膜上に結像する眼」上のイラストの状態ですが、まず「無限遠方」が分からない(*´Д`)。何かの本かサイトで発見したのが「線路の交わる所」というもの。つまり仮想的な概念なんですね。なので、取り敢えず遠い所と理...
3.近視の定義
3.近視の定義近視は以下のように定義付けされています。「無限遠方からの平行光線が無調節の状態で網膜の手前に結像する眼」つまり、正視の人が点は点として見えるのに対し、近視の人は網膜上のブレの分だけボヤケて見えます。(実際は風景とか点で見えているわけではありません。この辺の説明はまた別ページでします。あ...
4.遠視の定義
4.遠視の定義遠視は以下のように定義付けされています。「無限遠方からの平行光線が無調節の状態で網膜の後方に結像する眼」遠視にも屈折性遠視と軸性遠視があります。屈折性遠視は眼の屈折力が弱いために起こり、軸性遠視は眼軸(眼の大きさと考えて下さい)が通常より短いために起きます。屈折性と軸性が混合している場...
5.乱視の定義
5.乱視の定義乱視には不正乱視と(正)乱視があります。不正乱視は角膜にキズ等の歪みがあり、法則性がないので眼鏡では矯正できません。ハードコンタクトレンズを装用し、角膜とコンタクトの間に涙が入ることで凹凸を解消し、矯正効果を得るものです。当然ですが、柔らかいソフトコンタクトレンズでは無理です。乱視には...
6.網膜像
6.網膜像網膜上にはどんな映像が映っているのでしょうか?虫眼鏡で手元の写真とか花を見れば拡大すると経験的に分かっています。しかし、遠くのものを見た時はどうでしょうか?お手元に虫眼鏡とか拡大鏡があれば試してみて下さい。もし眼鏡屋さんならテストレンズの任意の凸レンズで確かめて下さい。試しに遠くの橋を見て...
7.近見反射
7.近見反射7-1.調節遠くのビルを見ている時は手元のスマホがハッキリとは見えず、手元のスマホを見ている時は遠くのビルはぼやけています。老視眼の人は除いて、正視の人は何の不自由もなく遠くも近くもスムーズに見ることができます。もちろん、近視や遠視、乱視の人も眼鏡等で矯正されていれば、同様に、専門的な用...
8.両眼視
8.両眼視通常、眼は二つありますから両眼でものを見ていると思っているかも知れません。しかし、案外両眼視していない人もいます。両眼視に必要な要件を上げます。8-1.同時視A4くらいの用紙を丸めて円筒にします。どちらの眼でも構いませんので、円筒を眼にあてがいます。反対側の眼の前に円筒に沿わせて、自分の手...
9.老視
9..老視.9-1.調節のメカニズム遠方視の場合毛様体筋が弛緩しているためチン氏体は緊張して水晶体を引っ張ります。そのため、水晶体は一番薄い状態となり遠方視できます。垂直断面図で見ると毛様体は水晶体の上下にしかないように見えますが、実際には水晶体周囲を囲むように円環状になっています。それはチン氏体も...
10.視力と度数
10.視力と度数学校の視力検査でおなじみのマークです。「C」の字ではなく「ランドルト環」と言います。フランスのエドマンド・ランドルトと言う眼科医が考案したことで、この名前が付いています。(昔はランドルト氏環と言っていたような気がします)この図は1.0のランドルト環です。これを基準にして各視力に対応す...
11.加齢で遠視化してしまった
11.加齢で遠視化してしまったジョン・レノンの新しいフレームが入荷しました。久しぶりに新調してみようと思い、ついでに度数も測り直してみました。最近、眼が疲れやすい感じだったものですから。医者の不養生ならぬ、眼鏡屋の不養生というべきか、眼鏡屋は案外自分の度数に無神経ですね。いや、決めつけるのは良くない...
12.目を見開いた方がよく見える!?
12.目を見開いた方がよく見える!?目を細めた方がよく見える。大体の人が、経験的に知っていると思います。いわゆるピンホール効果で、網膜上のブレが減るので視力が向上します。ところで、メガネを掛けた状態で、目を細めた時と目を見開いた時では、どうでしょうか?この記事は以下の【note】に順次転載中です。「...