レンズカーブの落とし穴

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2.レンズカーブの落とし穴

球面レンズと言うのは、その名の通りレンズ面が球体の一部です。

 

-2.00Dのレンズを作る時は、表面を+4カーブにしたら
裏面を-6カーブにして、-2.00Dの度数を出します。

 

-4.00Dのレンズを作る時は、表面を+4カーブにしたら
裏面を-8カーブにして、-4.00Dの度数を出します。

 

lenscurve1

 

ここで問題になるのは、弱度なら厚みの問題は出ませんが、
強度になればなるほど厚みが増してくるという点です。

 

日本人は外見を大事にする、と言うか見た目を重視する民族らしく、
外国人に比べると厚みが増すことに非常なこだわりがあるようです。
(スティーブン・キングなんかは結構厚い眼鏡を掛けています。
管理人が担当したアメリカ人は厚み1センチでも気にしませんでした)

 

表面のカーブを浅くすれば、レンズの厚みを薄くする事は可能です。

 

curvechange

 

極端な話、表面を1カーブ、裏面を5カーブにして
薄い-4.00Dのレンズを作る事もできるのです。

 

(レンズを薄くする方法は他にもあります。
それに関してはレンズの項で書いていきます)

 

ところが表カーブをフラットに近づけるほど非点収差が増えます。
レンズを薄くしたい。非点収差も除去したい。
結果、生まれたのが最近主流の非球面レンズです。
非点収差の光学的な是非はここでは論じません。

 

問題は、非球面レンズは時には表面が1~2カーブになります。
フレームカーブが4カーブ前後なのにレンズカーブが1~2カーブ。

 

4frame-2curvelens

 

これでフレームとレンズのマッチングが上手くいくはずはありません。

 

当座は良くても、使っている内にレンズがたわんで外れたり、
リムが負けて変形しレンズが外れる事もあるのです。

 

フレームメーカーがレンズや加工の事を考えて
フレームをデザインしているとは思えません。

 

レンズメーカーがフレームや加工の事を考えて
レンズを設計製作しているとは思えません。

 

フレームとレンズのマッチングは眼鏡屋が考えることになっているのです。

 

フレームメーカーもレンズメーカーもマッチングの良くない眼鏡の責任は、
それを作った眼鏡屋にあると思っているのです。

 

大筋賛成ですが、本当はフレームメーカーもレンズメーカーも、
そして眼鏡屋も、業界全体、三位一体で改善して欲しいのです。

 

(最近ではリムカーブを印字してあるフレームも増えていますが・・・)

 

最新流行のフレームですとか、世界最高級のレンズですとか、
メーカーの吊り文句しか言えないような知識・技術レベルの
眼鏡屋は不出来な眼鏡を量産することになるのです。

 

 

 

 

 

 

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